The sun rises again.

フィクション

学ぶということ

昨日は彼女の研究室の先生と、学生と飲み会。先生がとても飲む人だと聞いていて僕を潰すつもりでいるというのを聞いていてビビっていたけれど、気づいたら僕の方から楽しくなって、ぐいぐいと飲んでしまっていた。やはり楽しくなると、限度とかそういうものを気にしないで、無限に飲んでしまう。いつもは飲まない日本酒も、ビールも、焼酎も、延々と飲んでしまって、最後は女子トイレで寝ていた。

研究室でこんど修士になるという女の子の話を聞いていたら、彼女はちょっと苦労をして大学に来ているらしい。勉強をすることを良しとしない環境にいると、勉強をしているだけで馬鹿にされたり、仲間はずれにされたりするというのを聞いていると、自分がかくも恵まれた勉強をする環境にいるんだなということを改めて感じると同時に、彼女と同じような環境にあって、そして勉強をあきらめてしまう人がたくさんいるんだろうなと思うと、とても悲しくなる。
飲むとすぐそういう話をして泣くんだよね、とは聞いていたけれど、でもあれは泣いてしまってもしょうがないというか、僕はああいう純粋な勉強をしたいという気持ちを持っていて、それが叶えられたことが嬉しいんだという気持ちから、泣いてしまうことの美しさというか、純なる気持ちに圧倒されてしまった。

今日は昼まで寝て、パスタを食べ、公園で壁当てをしていたら、謎の爺さんがはなしかけてきた。そして僕からボールを奪って、壁に2回続けてボールを投げた。彼は今年80歳になるおじいさんで、毎日運動をしていて、とても元気良さそうな人だった。大阪は怖いところだ。