The sun rises again.

フィクション

2018-01-01から1年間の記事一覧

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福岡に久しぶりに言った。 最後に言ったのは大学学部のときだったように思われるので、もう4年ほどたつ計算になる。あの頃はなにかあるたびに飛行機に乗って福岡に行き、適当な安宿をとってひたすらにラーメンを食べていた。ひどいときには2日で合計7件、そ…

満たされるごはん

最近ひどく生活に締まりがない。それは僕を縛るものがほとんど存在しないからであるのは明確であって、仕事もあまりやんや言われない、恋人もいないから定期的に人と会う予定もない、一人暮らしだからお金がないわけではない、などなどの要因が重なって、日…

海外旅行と利害関係

約10年ぶりに海外にいった。前回は親に連れられて行ったハワイで旅程から準備から僕はほとんど関与していないいわばお客さん的な旅行だったので、あまり記憶に無いし主体性も殆ど無い。故に今回の旅行は自分で考えて行くという意味で言えばはじめての海外に…

かわいい

彼女から別れ話を切りだされた。理由はこちらから連絡を取らなかったこと、その期間が三週間にもおよんだこと、それに対しての事前連絡がなかったこと、の三点であるらしい。「ふーん」と思った。語彙がないが、そうとしか思わなかった。とくに連絡すること…

模範的休日

ゴールデンウィークの予定は何もなかった。仕事が忙しくて遊ぶ暇が無いわけではない。スケジュール通りのお休みは取れていたが、特にどこかにでかけてやろうとか、実家に帰ろうとかいう気持ちにならなかった。もっとも高校の友人に、一緒に地元に帰って行き…

京都

ちょっと思い立ったのだ。京都に行きたくなった。 適当に財布と携帯だけ持って、なんとなく最寄りのJRではなくわざわざ中之島の京阪の駅まで歩いた。それは大学の時良く乗った電車にまた乗ってなんとなく回顧したいという思いもあったのかも知れないし、ただ…

歯車

それはカッフェという名を与えるのも考え者に近いカッフェだった

張り合い

もう駄目だあってなって、会社を休んでしまったのはもう何度目だろうか。特に何が否になるわけでもないのに、会社に行くことができなくなってしまうんだよな。 いや理由ははっきりしているのかもしれない。それは僕が会社に行っても、別に行かなくっても、特…

ハッピーバースデー

誕生日だった。祝ってくれたのは数人の友達と母親からのLineのみであった。僕はいつもどおり昼まで寝て、なんとなく起きてきてから仕事を少しすすめていると気づけばもう11時を回っていた。空腹であることに気がついたので、深夜までやっているスーパーに買…

こころ

気づけば2018年になっており、もうすぐ僕は年を取る。年をとったからと言って何が変わるわけでもない。だた数字の上でまたひとつ年を取り、死へと近づいているだけである。 最近の話をしよう。一番変わったことは去年と比べてとても太ってしまったということ…

年末いろいろとあり気づけば一週間ほど実家に帰っていた。久しぶりの実家には家族全員が久しぶりにそろっていて、なんとなく高校生の時の賑やかな雰囲気を彷彿とさせた。もちろん皆大きくなっているからちょっとちょっと違っている。しかし中身はほとんど変…