The sun rises again.

フィクション

「京都から離れるの。寂しいものですね。」

「はあ。」

「今度はどこに行かはるんですか?」

「大阪です。」

「大阪!東京京都ときて今度は大阪ですか!いろいろ行かはりますね。次は北海道かな?」

「はは。ことによると沖縄かもしれません。」

「でもあれですねえ。大阪なら、京都もすぐ来れますね。また遊びに来てくださいね。いつか会える日を楽しみにしています、というとなんだか、今生の別れみたいで変ですね。」

「はあ。」

「ではまた。」

私は当たり障りない話が苦手である。